能力開発の取り組み 能力開発に関する考え方 チューリングでは、完全自動運転の実現を目標に掲げて開発を行っています。車が自律して走るというシンプルなゴールですが、その実現のためには、多岐にわたる高度な技術が求められます。 車両に搭載される各種センサーなどのハードウェア、それらを制御する組み込みのシステムやミドルウェア、そのシステム上で動作する自動運転モデル、そしてそのモデルを継続的に進化させるための データ基盤や学習インフラ。完全自動運転の実現のためにはこれらすべての技術を内製する必要があるため、チューリングではフルスタックの開発体制を整えています。 一方で、AI をはじめとした関連技術は日進月歩の勢いで進化しており、今日では最先端とされていた手法が、数か月も経たないうちに新しいアプローチに置き換えられることも珍しくありません。常に学び続けなければ、すぐに時代遅れになってしまうほどの速い進化スピードを、チューリングのエンジニアたちは身を持って経験してきました。 そのため、チューリングでは関連技術にも視野を広げながら専門性を磨き続けられるよう、エンジニアの成長を支える環境と制度を充実させています。 以下では、その取り組みを支える具体的な制度や環境について紹介します。 AIエージェントとAIコーディング補助制度 チューリングでは職種を問わず、ChatGPT BusinessおよびGithub Copilot for Businessを全社員に無償で提供しています。これらだけでもあらゆる業務の生産性向上に寄与いたしますが、エンジニア間での好みのツールが多様化してきたことを踏まえ、各種のAIコーディングツールについても、会社として月額300ドルを上限とした補助を実施しております。これにより、チューリングの全エンジニアはClaude Max、ChatGPT Pro、Cursor Ultraといったツールを自己負担なしで利用できます。 書籍購入補助制度 開発や日常業務、自己研鑽、情報収集などに関連する書籍を、会社負担で購入できる制度です。読み終えたら社内で誰でも閲覧・利用できるよう本棚へ配架するという条件のもとで、書き込みや一時持ち帰りも常識の範囲内で行えます。また、チューリングでは一万円未満の支出は上長承認を不要としており、書籍の金額も常識的な範囲であれば上限を設けていないため、自身の判断で自由に利用できる制度となっています。 海外出張・視察支援 エンジニアが自動運転技術の最新動向を実体験として吸収できるよう、学びの機会を幅広く用意しています。例えば、最先端の研究動向をつかむための国内外の学会やカンファレンスの参加に加えて、自動運転の実用化がすでに始まっているアメリカや中国に赴き、現地で自動運転車に実際に乗車して理解を深めるといった取り組みにも参加できます。これらにかかる渡航費・宿泊費・イベント参加費などはすべて会社負担となっており、エンジニアが必要に応じて活用できる仕組みとなっています。 はじめてのシリーズ 前述したようにチューリングでは扱う技術領域が広いため、周辺技術を習得する必要がある、あるいは少し触ってみて本格的に取り組むかどうか判断したい、といったニーズが日常的に生まれます。ライブラリやミドルウェアを触るだけでも、専門書はオーバーヘッドが大きく、社内の開発環境に合わせてセットアップするだけでも負担が大きいことがあります。 そこでチューリングでは、社内で利用しているさまざまな技術をすぐに試せるよう、「はじめての…」で始まるチュートリアルやガイドを充実させる取り組みを行っています。これにより、エンジニアが必要な技術を素早くキャッチアップできる環境を整えています。 チーム間留学 チューリングの組織はハードウェア、組み込み、自動運転モデル、データ基盤といった技術領域ごとにチームが構成されているため、そのままでは他分野への理解が不足しがちです。繰り返しになりますが全てのエンジニアが自分の専門領域だけでなく、その周辺技術にも深い理解を持つ必要があります。 そこで、領域を跨いで技術力を広げられるよう、チューリングではチーム間留学という制度を導入しています。関連領域を扱うチーム同士でメンバーを一定期間交換し、それぞれのエンジニアが異なる技術に触れ、視野と専門性の幅を広げられるようにする仕組みです。 エンジニアAll-handsとエンジニア合宿 このような技術的視野を広げる取り組みを進める一方で、より深い相互理解を築くための仕組みも用意しています。隔月開催のエンジニアAll-hands では、毎回 5〜6 名のエンジニアが自身の担当領域や技術的取り組みについてLT会を行い、その後の懇親会でカジュアルに交流を深めます。 また、毎年恒例のエンジニア合宿では、一泊二日でハッカソンとアウトドアアクティビティを実施します。普段とは異なるチーム構成で共同作業に取り組むことで、各メンバー同士がチームにとらわれない関係性を築いて、エンジニア全体の組織力の底上げを目指しています。